Day5 in Penang, Malaysia:なんとなく不発な一日。そんな日もある

なんで学ばないのか、やっぱりお仕事は午前中に。

もうジョージタウンに来て6日目になる。

なのに私は全然学ばない。

今日も午前中にカフェでお仕事をして、午後から散策するプランだからだ。

なぜ?

朝は、ホテル近くのカフェでサンドイッチとラテでスタート。

いつも通りトマトだけ抜かせていただいたが、具沢山で贅沢なサンドイッチだった。

12時半ごろまで怒涛の勢いで作業を終わらせ、散策に出かけた。

ダックライスを奢ってくれた人のカフェに行ってみた

ダックライスを奢ってくれたHanさんにお礼がてら、カフェでお金を落として来ようと向かった「Jetty 35」。

伝統的な建物の壁には、YouTubeやブログでもよく見かけた有名なフォトスポットである作品も描かれていた。

本当は子供たちが乗っていない方のブランコに乗って写真を撮るみたい。笑

中には、何軒かお店が入っていて、その一軒がカフェのよう。

それにしても倉庫リノベのような美しい建物が魅力的だ。

店舗になる前は何として利用されていたのか、真相はわからない。

前回だったか、前々回だったかのブログでも書いたが、海外では特に簡単には人を信じない私。

「カフェのオーナーだよ」と言っていたものの「ほんまかいな」と若干疑っていたが、覗いてみると、ダックライスの彼← が一人で忙しそうに仕事をしていた。

あ、嘘じゃなかったんやw

喉が渇いていたので、まずレモネードを頼む。

でも、どうしてもベトナムコーヒーを飲んでほしかったらしく・・

「コーヒー飲めないと言っていたよね。ラテなら大丈夫?」

と言って2杯目にラテを出してくれた。(めっちゃトイレ行きたくなる←おい)

あの、ベトナムで飲んだことがある練乳入りの激甘コーヒーに懐かしさを感じた。

ドリンクを2杯もいただく形になったが、お金を受け取ってくれず、結果さらに借りを増やす形となってしまった。

私だったら、京都に来ている見ず知らずの外国人観光客にここまでのおもてなしができるだろうか。

ありがたく、お気持ちを心にしまって店を後にした。

通りかかったプロテスタント墓地

ペナンは島。

島に来ているのに美しいビーチをまだ見ていなかった。

空港からジョージタウンまで送ってくれたタクシードライバーがビーチなら「Batu Ferringhi」に行くと良い!と言っていたので行ってみることに。

通りかかったのは、当時の姿をほとんどそのまま残しているのではないかと思われる、「Protestant Cemetery」。

後で調べると、ペナン最古のキリスト教墓地で、1789年から1892年の間に埋葬された400基以上のお墓があるらしい。

なんだかとても厳かな雰囲気で、心なしか風が吹いて涼しく感じた。

ふと下を見ると、ハワイに咲くプルメリアによく似た白いお花が落ちていた。

ランチはインド料理?らしい何か

プロテスタント墓地からほど近い食堂で賑わっているところに入ってみた。

インド系のお店だったようで、おすすめを聞くと「No spicy noodle」と言われたので、ワンタン麺くらいのものを想像していると、全く予想と違うものが出てきた(!)

何度か名前を聞いたが、覚えられないどころか発音もできず 笑

甘口のカレーに麺が入っているような料理で、具材は、レタス、イカ、たまご、じゃがいもなどなんだか私にとって目新しい組み合わせでごろごろ入っていた。

味はまずまずだが、2回目はもう行かないかなという感じ。

ご飯の選択をミスるなんて、私らしくない・・(!)今日は心配な日か・・?

しかしながら、このお店の店員さんは一人残らずとても感じが良かった。

ひっきりなしに地元の人が食べに来ていたので、きっと私の好みじゃなかっただけなんだろう。

バイクの後部座席に乗った私を、手を振って見送ってくれた。

真っ白な一軒家と高層ビルのコントラスト

バイクで旅してみて分かったこと。

私はペナン島のごくごく一部しか見ていない。

何せジョージタウンしか回っていないんだもの。しかもほぼ徒歩圏内でしか行動していない。

真っ白な家の奥には、寺院があり、その後ろには高層ビル。

立ち並ぶショッピングセンター。

旅先でショッピングセンターに立ち寄ることはまず無いが、ジョージタウンだけにいるとマレーシア、ペナンが大都市であることを忘れてしまう。

まあ私は、人情味溢れるこじんまりした町の日常に溶け込みに来たからそれで正解なのだが。

バイクが偶然信号で止まると、ギリシアのエーゲ海を思わせる色合いの美しいモスクを発見。

「Masjid Terapung Tanjung Bungah」というモスクだそうで、海に浮かぶ「floating mosque」なんだとか!!

それ!!ガイドブックとかでは全く見なかったけどモスク好きとしては絶対行きたい場所だ・・・・(涙)

となりながら、バイクの後部座席から急いで撮影したクオリティの低い写真がこちら。

ここは、必ず帰るまでに来るぞ。

ようやく到着したBatu Ferringhiも・・・

そしてこちらがペナンで最も有名なビーチ「Batu Ferringhi」!

確かに綺麗だが、驚くほどの美しさではない(失礼)。

なんだろう、これまでにもっと綺麗な海を見たことがあるし、なんなら沖縄の方がきれいね。

わざわざ海を見にくる、癒されにくるということが一番の目的なのであれば、私はここを選ばないかも。

このあたりに来ると、ジョージタウンとは全く雰囲気が違う。

大手チェーンの高級ホテルや別荘が立ち並び、ジョージタウンで出会った観光客層とは異なるマダムたちとたくさん出会った。

しばし、波の音を聞いて、多分15分くらいでおいとま←

暑いので水分補給を

暑いので休憩を。近くにあったカフェでジュースを飲むことに。

ドライバーはココナッツウォーターを頼んでいて、他にいたお客さんもほぼ皆それを飲んでいた(!)

私はココナッツミルクは大好きだが、ココナッツウォーターは好きじゃない。

10年ほど前にメキシコで初めて飲んだことがあり(映えるという理由で)、もうどんな味だったかは忘れたが、「本当に美味しくなかった」という事実だけは今でも覚えている。

リゾート地や市場でよく見かけるのは、ココナッツの実にストローがもとから刺さっていて、それを手渡すシーン。

一方で、実際にその状態が完成するまでの過程は一度も見たことがなかった。

店員のお姉さんは、専用の包丁でココナッツの実の上部を慣れた手つきで叩き割っていく。

何度か叩き割っていると、その次の一手で、水しぶきが上がり、思わず「おー!」と声を上げた。

実の中はもともと空洞で、いわゆる「ココナッツウォーター」は本当にその中に入っていた(!)

ドライバーさんは、別で氷入りのコップを頼み、実からココナッツウォーターを移して冷やしながら飲んでいた。

今日一、興味深い体験だった 笑

カフェから近くの滝へ

ドライバーさんに、カフェから歩いて行ける距離にきれいな滝があるから、とおすすめされて散歩がてら行ってみる。

違う気候帯の国に来ると、見たことの無い植物ばかりが私を迎えてくれる。

10分ほど歩いたところにあったこちらの滝は「Batu Ferringhi Waterfall」。

見ての通りなので、わざわざ行かなくてOK←軽すぎ

これまでに美しすぎて言葉を失った滝、ラオスの「クアンシーの滝」や中国・麗江にある「藍月湖」を先に見てしまっていたので、これは不発だった。

しばらく涼んでから退散!

ホテルに帰るとジジがお出迎え

暑すぎたので帰りは優雅にGrabタクシーで。

クーラー最高。

午後からしっかりと観光したので、ホテルに着いたのは18時半頃。

空腹よりも、暑さとなんとなく不発な一日だった気疲れから、水だけ買ってホテルに直行した。

看板猫のジジ(私が呼んでるだけ)が今日もドア前で迎えてくれた。

少し休憩し、夜までにしっかりと残りのお仕事を終わらせた。

長く滞在していると特に、期待はずれの観光地やはずれのレストランに当たってしまうタイミングが少なからずある。

そういえば私は、海や自然を見にここに来たんじゃなくて、ジョージタウンでゆったりと下町の暮らしを楽しみたかったんだった、という本来の目的をはっきりと思い出した。

無理に観光地を網羅する必要は無い。

心赴くままに、マイペースに。

スコールと雷の音が聞こえる。また朝には止んでいるといいな。